こんにちは! ディズニー映画は楽しい映画が沢山ありますね。 男女問わず勇気を貰える映画の中でも、お勧めの映画はやっぱり、「モアナと伝説の海」ではないでしょうか? 私はモアナにたくさんの勇気を貰えました。そして、この映画を観た子どもたちも、勇気を貰えた子達は沢山いたのではないでしょうか? 今日はそんなモアナのことを思い出しながら書いていきたいと思います。

「モアナと伝説の海」の声優は無名の大学生

モアナの声優に選ばれたのは、無名の大学生 屋比久知奈(やびくともな)さんです。この映画公開初日の、彼女の舞台挨拶を観てきました。とてもかわいかったです。予想通り、歌声はやはり、素晴らしいものでした。

屋比久知奈さんは、大学在学中、授業で英語ミュージカル『フットルース』でヒロインを演じています。その時担当教員に推されて映画演劇文化協会のミュージカルのオーディションを受け合格し、東京公演・沖縄公演に出演されました。その時のプロデューサーの勧めで、帝国劇場で開催された「全国拡大版ミュージカル・ワークショップ」に出場し、応募総数2000組の中から最優秀賞を獲得し、その様子を見ていたプロデューサーにより「ダイヤモンドの原石だ」として即日でスカウトされ、これを機にビクターミュージックアーツへ所属しました。

2016年夏には『モアナと伝説の海』のオーディションを受け、主人公のモアナ役の声優に抜擢されました。 なんか、凄いですよね。流れができているというか、最初からモアナの声優は、屋比久知奈さんに決まっていたような感じがします。

「モアナと伝説の海」のあらすじ

南太平洋の大きな島で育った美しい少女、モアナの冒険を描いた映画です。全能の女神、テフィティの心が、半神半人のマウイによって、盗まれ、世界に闇が生まれたという伝説から始まります。モアナは海に選ばれた特別な少女で、海を愛し、海に愛されています。

彼女は島の危機を救うため、禁じられた海へ冒険の旅に出ます。旅の途中で、モアナは、かっての英雄である半神半人のマウイと出会い、共に旅をしていきます。巨大なモンスターやたくさんの試練が、モアナとマウイを待ち受ける中、モアナは先祖の秘密を知ることになります。自分の運命を受け入れ、成長していきます。

ディズニー映画にとっての初めての試み

この映画は、ディズニーの最新技術を駆使して製作されてます。また、ディズニー初のポリネシア系の女性が主役となっています。

「モアナと伝説の海」の見どころ

この映画の見どころは沢山あります。 南の島の自然や美しい海が描かれているところはとても素敵ですね。 この映画の個性を示す、ポリネシアの魅力が沢山詰まっているところも魅力的です。主題歌「どこまでも ~How Far I’ll Go~」もとても素晴らしいものです。

この歌は、自分の気持ちと向き合い、一歩踏み出す勇気を与えてくれる歌です。劇中歌をモアナ役の屋比久知奈さん、日本語版エンドソングを歌手の加藤ミリヤさんが歌い上げています。加藤ミリヤさんも歌がとても上手ですよね。 モアナのネックレスなど随所に登場するスパイラル(うずまき)模様は、マオリ語で「コル」と呼ばれるものです。


「モアナと伝説の海」の興味深い裏話

① マウイの髪の毛‐ 映画の初期段階では、マウイは髪の毛がない設定でした。しかし、オセアニアの伝説を聞き育った現地の人々は、マウイは長髪だというイメージがあり、最終的にロングヘアーになったそうです。

② モアナの名前‐ 「モアナ」はハワイ語やマオリ語で「海」を意味する言葉だそうです。

③ テ・フィティの心‐ 物語の重要なアイテムとなっている「テ・フィティの心」の渦巻き模様は、ディズニーの過去作品「リトル・マーメイド」の海の魔女アースラが身に着けていたネックレスからヒントを得ているそうです。

④ カカモラのモチーフ‐無言でモアナとマウイに襲いかかってくる海賊のカカモラ。そのモデルとなったのは、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」だそうです。

勇気を貰える一場面

やはり、この映画で、勇気を貰える一場面は、モアナが海に繰り出すところです。 家族の反対を押し切り、自身の素直な心に従って海に繰り出すところは、多くの人に魅了されます。戸惑いがありながらも、やはり、自身の心に従ってみたい。やってみたい、と思う精神は、モアナの力強さと生きる姿勢を強く表出しています。

誰もが周囲に反対されて、自分のやりたいことを諦めたりすることって、一度はあるかと思います。そんなところを、モアナは皆の代わりになって、演じているようで、とても共感出来ます。 「私にはできない」「できないから辞める」「やってみたい」「冒険してみたい」「可能性を信じてみたい」そんな心の揺れを上手に表現していて、モアナは、自分の身を安心できる所に置くことよりも、可能性というものにすべてをかけ、行動しました。

そんな彼女の勇気に、この映画を観た人も勇気を貰えたのではないでしょうか? この映画は子どもから大人まで楽しめながら、子どもの教育映画としても、とても素晴らしくお勧めできる映画だなと個人的に思いました。

テ・フィティの本当の正体について

あの恐ろしい火の怪獣、テ・フィティについて、気になったので少し調べてみました。 テ・フィティは、海に住む女神で、動植物や人間が住む島々を創り出しました。

彼女は海全体に生命を広げることを目的としており、自然やそれに付随する美しさを大切にしています。 テ・フィティの名前は、「Te」が英語の「The」という冠詞に相当し、「Fiti」は先祖、家系、血筋という意味にあたると言われています。これは、海以外何もなかったところに母なる女神の島「テ・フィティ」が現れ、命を生み出したという内容から来ています。

しかし、テ・フィティの心が半神マウイによって盗まれると、彼女は火の悪い女神テカァに変身してしまいます。テ・フィティとテカァは、見た目や性格が全く異なるように見えますが、同一の存在です。テ・フィティは生命を創造することができますが、心を失った彼女はテカァとなり、破壊と混乱をもたらします。

テ・フィティは映画の中で重要な役割で、その存在は物語の中心的テーマである「生命と破壊」を象徴しています。彼女の物語は、自然の力とバランス、そしてそれが失われたときの結果を描いています。また、テ・フィティの心を取り戻すことで世界が再び平和になるという物語は、自然と人間の共生の重要性を教えています。

いかがでしたか? モアナと、マウイと、テ・フィティのキャラクターはどれも重要なキャラクターで、3つの出演により、とてもバランスが取れてる映画でした。 モアナは希望。マウイは私たちの心にいる弱虫の自分。

テ・フィティの存在は、そのどれをも持ち合わせている存在。どれもが個性的なキャラクターでありながら、そして私たち一人一人の中にも、それらキャラクターと同じ性質を持ち合わせていることが分かります。 何かの選択に困ったときは、この映画を観て、前に踏み出せる勇気を貰えると良いですね。 それではまた。