こんにちは! 今日はあなたもお好きなお食事のことについて、お話したいと思います。 その食事の中でも日本人の代表食である和食についてのお話しです。 簡単に、おさらいとして和食について先に述べさせていただきますね。

和食は、日本の伝統的な料理で、和食は米、魚、野菜、海藻、豆腐などを主な食材としています。 出汁や醤油、味噌、酢などを調味料として用いています。 和食は、四季の移り変わりや地域の特色に合わせて、旬の食材を生かした多様な料理となっています。 また和食は、一汁三菜という基本的な構成を持ち、栄養バランスがとても良いです。 と和食はこういった感じですね。

今は、洋食の普及のお陰もあって、朝食はパン食である方も多いと思いますが、一日の中でも一度は日本食を食べられてる方は多いと思います。 私の毎朝の朝食には味噌汁を作ってますが、シンプルな具を入れてるものの、『味噌汁を飲めなかった日はなんだかいつもと違う感じがする』、と思えるほど、生活の一部となってます。 ちなみに、これはプチアドバイスになりますが、朝食に味噌汁を飲むと、脳が活性化して、夜は眠りやすいそうですよ。


海外で和食が流行った理由

さて、テレビでも外国人が和食を好む放送がよく観られるようになりました。 この和食ブームとなったキッカケがちゃんとあったようです。 2013年にユネスコの無形文化遺産に和食が登録されたとのことです。 日本人の食文化や精神を表現するきっかけとなり、世界的にも高く評価されました。

和食の歴史について

和食の歴史は、古代から現代まで、日本の自然環境や社会状況、外国との交流などに影響されて発展してきました。和食は、日本独自の食文化を形成するとともに、中国や朝鮮半島、ヨーロッパなどから伝来した食材や調理法を取り入れて変化してきました。 和食の歴史は、大きく分けて、古代・中世・近世・近代・現代の五つの時代に区分できます。

古代では、狩猟や採集、農耕によって得られた食材を素揚げや蒸し物などで調理し、塩や酢などで味付けする食文化がありました。中世では、仏教の影響で肉食が禁じられ、精進料理が発達しました。また、中国から茶や麺類が伝わり、茶道やうどんなどが登場しました。 鎌倉時代から室町時代にかけて羊羹(ようかん)などは中国の禅僧によって日本に伝わったのですが、日本の禅僧は肉食が禁じられていたため、精進料理として羊肉をあずきと見立てて作られるようになりました。

これが冷めると煮凝りになる様が日本の羊羹のはじまりと言われています。 近世では、江戸時代に都市化や商業化が進み、寿司や天ぷらなどの庶民的な料理が広まりました。また、ポルトガルやオランダなどからパンや砂糖などが伝来し、カステラが発明されました。

日本以外でも和食が人気になった理由

① 健康志向の高まり

魚や海藻、大豆、米などを使った料理が豊富であり、ビタミンやミネラル、植物繊維、オメガ3脂肪酸などの栄養素が豊富に含まれています。また、塩分や油分が少なく、カロリーも低いため、健康に気を遣う人にとって和食は魅力的です 。

② 発酵食品を取り入れることで、腸内環境を整える

味噌汁‐味噌は発酵食品であり、腸内細菌の増殖に役立ちます。また、出汁には昆布やかつお節などが使われることが多く、これらは旨味成分であるグルタミン酸やイノシン酸を含みます。これらの成分は塩分の代わりに味を引き出す効果があるため、塩分摂取量を減らすことができます。

③ 炊き込みご飯

これらの具材はビタミンやミネラル、たんぱく質などの栄養素を含みます。また、米には炭水化物が豊富に含まれており、エネルギー源となる。炊き込みご飯は一品で栄養バランスが取れる料理です。 ・酢の物‐これらの食材はビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素を含みます。また、酢には血糖値の上昇を抑える効果や殺菌作用があるため、健康に良いとされています。

④ 日本文化への関心の高まり

日本のアニメや漫画、映画などのポップカルチャーが世界に広まるにつれて、日本の文化や伝統に興味を持つ人が増えました。寿司は日本文化の象徴的な存在であり、その美しさや繊細さ、技術や歴史に惹かれる人が多いです 。
アメリカではカリフォルニアロールやスパイシーツナロールなどの裏巻き寿司が人気であり、アボカドやチーズなどの具材が使われています 。また、フランスではフォアグラやトリュフなどの高級食材を使った寿司も登場しており、寿司の幅を広げています。

ちなみに、お味噌汁は一日3回飲んでも塩分摂り過ぎることはないそうですよ。 また炭水化物においても、一般的に摂り過ぎは良くないと言われてますが、これも大丈夫という説もあります。 和食はアレンジも利きやすく、他外国に取り入れやすいようですね。

寿司の歴史について

さて、お寿司も栄養価が高いものです。手軽に摂れる栄養食ですね。外国人、日本人問わず皆の大好きな寿司の歴史について、調べてみました。 – 寿司の起源は東南アジアの「熟鮓(なれずし)」という発酵食品にあるとされます。熟鮓は魚を塩と米で漬け込んで発酵させたもので、江戸時代中期1700年代前半頃に山地民族によって作られたといわれています 。

熟鮓は中国を経由して日本に伝わり、奈良時代には「鮒寿司(ふなずし)」という形で日本の貴族や僧侶の間で食べられるようになりました。鮒寿司は鯉を塩と米で漬け込んだもので、現在でも奈良県や滋賀県などで作られています 。 – 江戸時代に入ると、寿司は大衆的な食べ物として発展しました。当時の寿司は「早鮨(はやずし)」と呼ばれ、魚を酢で締めて米に乗せたものでした。

これが握りずしの原型です。 明治時代以降には、寿司は日本全国に広まり、地域や季節によって様々な種類が生まれました。関西では「押し寿司(おしずし)」やちらし寿司が発達し、九州ではバラ寿司やねたり寿司が作られました。また、春には桜寿司や菜の花寿司などの花見用の寿司も登場しました 。 以下の動画をご覧になっていただけると分かるのですが、鮒寿司を作るのに、麹菌など、発酵する種を入れないんですって。自然の空気から集まってきた自然の菌を利用して発酵させてるようです。

これって凄くないですか?自然の菌といっても、乳酸菌など、キムチに入ってる菌と同じような菌が自然発酵の過程で作れるのですね。鮒寿司、奥深しです!しかも完成まで6か月、長くて2年ほどという、超高級寿司ですね。


日本最古の寿司!鮒寿司の作り方を学んで味わう

いかがでしたか?
和食と言っても、海外からの流入により発展してきたものから、色々とあることが分かりました。 今回は、お寿司の歴史などについて主に述べさせていただきましたが、他の和食の例えば、和菓子なんかについても、その歴史について、興味が湧いちゃってきたりしました。 あなたのお好きな和食は何ですか?驚く背景などご存じでしたら、教えてくださいね。 今日もお読みいただきありがとうございました。