実は今熱い「不評だったインド映画」
こんにちは!今日はインド映画について取り上げていきたいと思います。
「インド映画は長すぎて、意味が分からない・・・」 と言われてましたが、最近のインド映画は違って評判が良いようです。 最近「RRR」という2022年に日本でも公開されたインド映画は、興行収入10億円を突破する人気ぶりです。
まだ私はこの映画は観てなくて、これから観る予定なんですが、時期的にレンタル開始になってから観るかなと思います。今日は、私がこれまで観てきたインド映画の中で、とても面白くてハマってしまった「きっとうまくいく」の映画についてご紹介したいと思います。
「きっとうまくいく」の評価・口コミについて
この映画の良さは口コミを見てもらえると分かるかと思います。
- これ良い映画すぎだわ笑ただ人生の序盤に見ておくべきやったな…
- くそ評価高かったからだいぶハードル上げて見たけどむちゃくちゃ良い映画だった。
- ガチの神映画
- 今まで見た映画で1番好きほんとにいい映画 マジで見ないと人生損する
世界で有名な大物も次々とこの映画を評価 スティーヴン・スピルバーグ監督も、この映画を「3回観るほど大好きだ」と絶賛しています。
世界的俳優ブラッド・ピットも「心震えた」と高く評価しています。 この映画の凄さは、海外だけでなく日本でもしっかり評価されています。 「Yahoo!映画作品レビュー」1位、ぴあの調査による公開初週映画の満足度ランキングも1位ともなりました。 第37回日本アカデミー賞では、優秀外国作品賞を受賞しています。
インド映画の歴代興行収入が1位獲得! インド映画「きっとうまくいく」は、2009年に公開されたコメディドラマです。 インドを代表する俳優であるアーミル・カーンが主演し、公開当時にインド映画の歴代興行収入が1位となりました。この映画の凄さが伺えます。当初私が見た時、これ程凄い映画とは思っていませんでした。
気になるあらすじ
この作品は、インドに蔓延る(はびこる)様々な社会問題を風刺しながら、友情や恋愛、夢や希望を描いた感動的な物語です。 物語の舞台は、インドの名門工科大学です。ここに入学した3人の学生が主人公です。彼らは、それぞれに個性的なキャラクターを持っています。
ランチョ(アーミル・カーン):天才的な頭脳と発明家の才能を持っています。常識にとらわれない自由奔放な性格です。学校の規則や教授に反抗し、トラブルメーカーとして知られます。
ファラン(マーディーブ・カプール):動物愛護家で写真家を志望してます。父親の強い希望で工学を学んでいます。内気で臆病な性格で、ランチョに憧れています。
ラージュ(シャルマン・ジョーシー):貧しい家庭出身で、家族の期待に応えるために奨学金を得て工学を学んでいます。熱血漢で正義感が強いけども、プレッシャーに弱く自信がありません。
この3人は、同じ寮に住むことになり、親友となります。 彼らは、厳格な校長ウィルス(ボーマン・イラニ)や嫌味な教授チャトゥール(オミ・ヴァイダ)と対立しながらも、工学や人生について学んでいきます。また、ランチョは校長の娘ピア(カリーナ・カプール)と恋に落ちますが、彼女はすでに結婚相手が決まっていることを知ります。
卒業式の日から物語が大きく展開していきます。 ランチョは卒業式で見事に首席を獲得しますが、その直後に姿を消してしまいます。その後10年間、彼の消息は分かりません。しかし、ある日、ファランとラージュはランチョの写真を見つけます。 それは、彼がどこかで幸せに暮らしていることを示すものでした。 ファランとラージュは、ランチョを探すために旅に出ます。そして、彼らは驚くべき事実を知ることになります。
これほどまでに魅かれる原因を探ってみた
この映画って、もしや実話では?と思い調べてみました。実話ではないようです。しかし、完全フィクションではなく、監督ラージクマール・ヒラ―二の実体験から得られたものだそうです。なるほど、これほどリアルに、そして繊細に作られた映画の理由が分かりました。
この映画に魅かれる理由 インド映画「きっとうまくいく」は、インド社会の現実と理想を問いかける作品です。 教育制度や親子関係、貧富の差など、インド独特の問題に切り込みます。しかし、それを暗く重く描くのではなく、ユーモアや感動を交えて楽しく描かれています。 特に、日本人において共感するところは多いかと思います。
教育がもたらすストレス、教育制度、競争社会に対する素直な各個人の想いが上手く描かれていて、自分の思いを思わず重ねてしまいます。 この映画に多くの人が魅かれる理由は、観る人により、それぞれ受け取るものがあるからだと思います。特に、登場人物の気持ちと自身の気持ちを重ねて、共通するところだったり、落ち込んだ時に人はどうなってしまうかなど、とてもリアルに描かれていて、親密さを感じるのだと思います。
そして、やはりこの映画に出演されてる役者さんも凄い姿勢で映画に関わっていることが分かりました。主演のアーミル・カーンは若々しい大学生役を演じています。実年齢、当時44歳です。アーミル・カーンは「是非やりたい。やらせてくれるなら若く見えるように体を絞る」と言ったそうです。撮影期間中は肌をフレッシュにするため、なんと水を1日4リットル飲んで臨んだのだそうです。2リットルなら分かりますがね、凄いです。映画を観ていて全く違和感ありませんでした。アーミル・カーン、学生になりきってました。
この映画をお勧めする理由
この映画を強くお勧めする理由は、「観ないと損する」からです。といっても、過言でないくらい、本当にお勧めの映画です。ミュージカルドラマを基本とした映画が多いインドですが、そのミュージカルも全く気にならない位、ミュージカルが無くては、始まらない映画ともいえるほど、とても良くできた作品です。
日本は規制やルールの多い中、生きるのにも大変窮屈さを感じるところは多いと思います。そんな想いを自身に重ねながら、しかし辛いことは払拭し、「生きるということは何か?」「人は何のために生きるのか?」そんなことを根本から考えさせられる映画です。この映画を観て多くの人の心が揺さぶられるのは、そんな大切なことを『しっかり伝えたい』という監督、役者さん他、この作品に携わってきた人の心が伝わってきます。
どんな些細なことでも、自分を大切にし、生きることは何なのか?人と繋がるということはどういうことなのか?ほんとにあらゆる方向から考えさせられる映画です。 「人生がつまらないな」「元気が出ない」など、人生落ち込んでる時にこの映画を観ると、とても元気がもらえ、そして活力を貰えます。自身や他者へ対しても優しさを分けたくなるような、そんな愛の沢山詰まった映画です。とにかく推しの映画ですが、まだご覧になられていなかったら、観ることをお勧めします。それではまた。