こんにちは! 今日はほっこり子ども心に返る映画、「となりのトトロ」についてお話ししたいと思います。 「となりのトトロ」は、もうあなたもご存じのように、宮崎駿(みやざき はやお)監督のジブリ作品の一つです。日本のアニメーション映画の名作として世界中で愛されています。

ジブリ映画、私はまだ全部を見終えてはいませんが、あなたは見終えましたでしょうか?最近は、「君たちはどう生きるか」という作品が話題となってるようですね。この映画も気になるところです。

「となりのトトロ」のあらすじ 既にご覧になった方は復習になるかもしれませんが、ざっと読んでいただけたらと思います。 この映画は、昭和30年代の日本の田舎を舞台に、父親と二人の娘が引っ越してきた古い家で不思議な出会いをする物語です。

自然と人間の関係を美しく描いています。 小学4年生の主人公サツキと4歳の妹メイは、父親とともに田舎の古い家に引っ越してきます。そこでは、森や畑や川が広がり、豊かな自然に囲まれて暮らします。サツキとメイは、日常生活の中でさまざまな冒険や発見をします。

サツキとメイは、自然の中でふわふわした森の精霊トトロやネコバスなどの不思議な生き物たちと出会い、遊んでいきながら、友情を育みます。 トトロは人間には見えないことが多いですが、心優しい子供たちには姿を現します。 トトロは言葉を話せませんが、声やしぐさで気持ちを伝えます。トトロは風や雨を呼んだり、種を育てたりする不思議な力を持っています。

またこの映画は、家族の絆を感動的に描いています。 サツキとメイは、母親が病気で入院していることを心配しています。 しかし、父親は常に優しく明るく接し、二人を励まします。また、サツキはメイに対して姉として責任感を持ち、面倒を見ます。メイもサツキに対して慕い、信頼します。 家族が困難な状況にあっても、互いに支え合い、愛し合う姿を描いています。


この映画の魅力について

映画の魅力は、現実と空想の境界が曖昧な世界観と、自然と共生する生き物たちの存在です。 空想の世界を代表するキャラクター「トトロ」の存在が、この映画の存在感を引き立たせているキャラクターです。 トトロの頭上に雨が落ち、その様子を心配して、さつきがトトロに傘を差しだすシーンは、どなたも好きな場面ではないでしょうか?

トトロはみみずくというフクロウの種類に似た生き物ですが、動物でもなく、妖精のような不思議な生き物です。この不思議な生き物、トトロの出演が、映画の魅力に繋がっています。人間と不思議な生き物のトトロの絆を深めていくシーンは見どころであり、この映画全体の魅力ではないでしょうか。 私自身、子どもがこの映画を観ていても、一緒に見入ってしまいます。

個性的なキャラクター達がいるので、そのキャラクターに惹かれてしまいます。 サツキとメイは、自分たちの想像力や感性を自由に表現しています。 子どもたちが持つ無邪気さや好奇心や創造力を大切にしながら描かれています。

「となりのトトロ」が大ヒットした理由

この映画が大ヒットした理由として、この映画を観て、子どものような童心に返れるというところが一番大きいかと思います。 子ども目線で展開しているところは、映画界の中でもあまり見られないところと思います。多くの映画が、大人目線の映画構成で作られてますので。 子どもが観ても、子ども心に返れるという、元の純粋な気持ちに戻れるという感じでしょうか。

映画を観ていて、心が温かくなったり、ドキドキしたり、共感できたり、幸せになれたりするところは、多くの人の心に影響を与え、大ヒットに繋がったのだと思います。 子どもたちは未来の希望であり、大人たちも彼らから学ぶことが多いというメッセージも伝わってきます。

自然と人間が共存し、互いに尊重し合う姿が描かれていて、自然は人間に癒しや喜びを与えるだけでなく、人間も自然に感謝や愛情を示すことができるよ、というメッセージ性があります。そういった大切なメッセージが、人々の心の琴選に触れ、大ヒットさせたのでしょうね。


「となりのトトロ」の興味深いエピソード

  • トトロが発している言葉、実は○○と言っている。 メイが最初にトトロと出会った時、メイはトトロの鳴き声を聞いて、その名前を「トトロ」と名付けました。 実際は、「眠い」と言ってるのだそうです。
  • トトロの名前の公式設定がある。 トトロの名前は無いと言ってますが、公式設定があるようです。 一番大きいトトロが「ミミンズク」中くらいのが「ズク」、小さいのが「ミン」という名前だそうです。
  • 衝撃のキャッチコピー 当時のキヤッチコピーにも繋がるのですが、宮崎駿監督が、「この変な生き物は、まだ日本にいるのです」と衝撃発言をしています。
  • 映画キャラクターは当初と違った 最初は、姉妹の話ではなかったそうです。一人の少女とトトロの話であったそうです。
  • 物語の舞台の時代について この物語の舞台は、昭和30年代と語られていますが、実際は、1958年(昭和28年)設定なのだそうです。

小さなエピソードかもしれませんが、この映画製作過程や、設定について少し触れることができたのではないでしょうか? 宮崎駿監督の「この変な生き物は、まだ日本にいるのです」の発言は、印象に残りますね。


海外での反応について

「となりのトトロ」の海外での興行収入は、約12憶円です。54憶円ともいう情報もあります。 観客動員数は、約80万人を記録しています。 海外の視聴者は、映画の細部へのこだわりや、日本文化を絶賛しているようです。 映画のペースがゆっくりしていること、キャラクターがリアルに描かれていること、家族との関りが細かく表現されていることが、評価されてるようです。

また、視聴者の映画を観る度に、受け取るものが違ってくるようです。 それが楽しさに繋がっているようです。 特に中国では大きな興行収入を上げています。中国での公開からわずか2週間で約22憶円の興行収入を記録したとのことです。最終的な数字は、24億円程度になったようです。 イギリスでは、発売当日にチケットが約3万枚も売れたそうです。 ちなみに、中国ではトトロは、竜猫(long mao)と呼ばれてるようです。

最後に

いかがでしたか? トトロは、「自然と人間の関係や家族の絆や子どもの目線」という三つのテーマを通して、人生の素晴らしさや大切さを伝える映画です。 私たちにたくさんの夢や希望や愛を与えてくれる名作です。 この映画がこんなにヒットした本当の理由は、子ども目線で物語を展開しているからなんでしょうね。 大人の誰が見ても、何度も見入ってしまう映画かと思います。

ヒューマンドラマも入りながら、シンプルな映画で、分かりやすく、感性に訴えかけ、多くの人に愛される理由ですね。 この映画はいつ見ても、楽しめる映画ですが、大切なことを思い出させてくれる、宝物のような映画のように思えます。