出始めた頃のテレビゲームは、子供が遊ぶオモチャのような位置づけだったけど、技術の発達と共に大人が遊ぶものとなり、様々なメディア展開までしています。

昨今では、有名テレビゲーム作品を原作とした映画が公開されて話題を呼んでいるほどになっていますね。今回は、そんな話題と鳴ったテレビゲーム原作の映画の中から、おすすめのものをご紹介していきます。

幼い頃に遊んだテレビゲームが続々映画化

テレビゲームが家庭に普及するようになった要因である「ファミリーコンピュータ」は、今から40年前の1983年に登場しています。同じ時期に生まれた人は40歳になっていますし、当時遊んでいた人々はもっと上の年齢になっているわけですね。

そんなテレビゲーム作品の一部は映画化されており、その中でも特に印象を残したのがCAPCOMの「バイオハザード」で、人気となった結果6作品目まで出るほどの超大作となりました。今回はそんなバイオハザード以外にもテレビゲーム原作で放映された作品の中から、特におすすめのものをお教えしちゃいます。

ゲーム原作おすすめ映画

① 名探偵ピカチュウ

② サイレントヒル

③ ソニック・ザ・ムービー

④ バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ

⑤ アンチャーテッド

⑥ モンスターハンター

⑦ モータルコンバット

名探偵ピカチュウやソニック・ザ・ムービーなど、ニュースやCMで話題となっていた作品も少なくはないですね。


ここからは、上記のゲーム原作のおすすめ映画について、より詳しいお話をしていきます。

① 名探偵ピカチュウ

原作となっている「ポケットモンスター」は初代の「赤・緑」が1996年に発売されており、アニメ化された際にゲーム内に登場する「ピカチュウ」がフォーカスされ、その結果「名探偵ピカチュウ」が生まれています。ポケモンが好きだった主人公ティムは、ポケモンに関係した事件の捜査に出た父親ハリーがそのまま家に戻らず、以来ポケモンを遠ざけるようになってしまった。

ハリーの事故による死亡を知らされたティムは遺品整理のためポケモンと人間が共存するライムシティへと向かい、そこでハリーの元相棒で人間の言葉をしゃべる記憶を失った名探偵ピカチュウと出会います。ライムシティというポケモンと人が共存する街がかなりナチュラルで、現実にこんな街が存在するんじゃないかと思えたぐらいです。


② サイレントヒル

原作は1999年にコナミがPlayStationで発売したホラーアドベンチャーの「SILENT HILL」で、ゲーム自体はリメイクを合わせると9作品も出ています。娘シャロンの夢遊病と「サイレントヒル」といううめき声に悩まされていた母親のローズは、アメリカにサイレントヒルという街があることを調べて、娘を連れ向かいます。

地下火災により廃墟化したサイレントヒルは封鎖されていたが、構わず車にシャロンを乗せて街へ向かったローズは道中目の前に少女が現れて事故を起こし、目を覚ますと助手席のシャロンがいなくなっていた。プレイヤーキャラを操作して自身のペースで進められる原作のゲームとは違い、映画内の主人公ローズは勝手に進んでいくためまた違った恐怖を体験することができます。


③ ソニック・ザ・ムービー

メガドライブで発売され海外で人気となった「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」を原作とした、ハリウッド映画作品が「ソニック・ザ・ムービー」です。宇宙最速走ることができる青いハリネズミのソニックはある日、たまたま出会った保安官トムの相棒になります。

ソニックが持っているスーパーパワーを狙っているドクターロボトニックの野望を阻止するために、相棒トムと共にソニックは大冒険へと出ます。ゲーム同様主人公ソニックのスピード感がたまらないのと、敵役であるジムキャリーさんのマスクを彷彿とさせる演技も見どころの作品です。


④ バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ

空前の大ヒットとなった映画バイオハザードは6作品も続いていますが、登場するキャラがゲームのキャラではあるものの内容はオリジナルで、原作ゲームの内容に沿ったのがこちらの「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」です。アンブレラ社の拠点が存在する「ラクーンシティ」の孤児院で生まれ育ったクレアは、街で異変が起こっているという謎の警告を受け、特殊部隊の隊員である兄クリスに会うためラクーンシティへと戻ることに。

クリスとクレアはそれぞれでラクーンシティの惨状を目の当たりにし、更にはアンブレラ社の真実へと迫っていくことになります。「バイオハザード」「バイオハザード2」をしっかりと再現した内容になっていて、ラクーンシティ・洋館・市街地それぞれでの物語を並行して進行されていきます。


⑤ アンチャーテッド

2009年にPlayStation3ローンチタイトルの1つとして発売され、まるで映画のような世界でアクションアドベンチャーが楽しめることで話題となった「アンチャーテッド」が原作です。バーテンダーとして働いていた主人公ネイトはその器用さに目をつけたサリーから「50億ドルの財宝探しをしないか?」とトレジャーハンターとしてスカウトされます。

消息不明である兄をサリーが知っていたため、ネイトはスカウトを受けてサリーと2人で財宝を手に入れる冒険へと繰り出します。ゲームを超える大迫力のアクションを楽しめることができる作品となっており、ネイトとサリーの二人がどのような結末を迎えるのか最後まで目が離せないです。


⑥ モンスターハンター

2004年にPlayStation2で発売されたハンティングアクションゲーム「モンスターハンター」は、対応機種を変えながらシリーズ作品が12本も出ている大人気作品で、映画はそれを題材にしています。作戦中砂漠で消息不明になった偵察小隊を追って、主人公アルテミス率いる特殊部隊は砂漠を探索していたところ途中で砂嵐に飲み込まれてしまいます。

砂嵐が終わるとそこには見慣れない大自然と見たこともない超巨大モンスターが現れ、兵器が通用しないモンスターに部隊は壊滅寸前まで追い込まれた彼らの前にハンターが現れます。ハンターの1人となってモンスターと戦う原作ゲームとは異なり、現代の特殊部隊がモンスターハンターの世界へと迷い込み、ハンター達と共にモンスターと戦うといった内容になっています。


⑦ モータルコンバット

1992年にアーケードの対戦格闘ゲームとして発売され、海外で大人気の「モータルコンバット」は1995年に一度実写映画化され、2021年にも新たに実写映画化されています。胸にドラゴンのアザがある主人公コールは、金稼ぎのため総合格闘技の選手として来る日も来る日も戦いに明け暮れていた。

そんなある日魔界の皇帝シャンがコールを倒すために送った刺客サブと戦ったことがきっかけで、自身が魔界の敵と戦うための選ばれた戦士であることを知ります。原作となっているモータルコンバットは様々な機種で発売されており、最新のものでもどこかアナログ感があるのに対して、映画はVFXなどを駆使して見応えたっぷりの格闘アクションになっています。

ゲーム原作映画の魅力

ゲーム原作映画の内容には二通りあり、1つは原作ゲームのキャラを使ったオリジナルストーリーで、もう一つはゲームの内容に沿ったものです。原作を知らなくても楽しめるオリジナルストーリーであってもある程度はゲームを踏まえた内容になっていたりするため原作ファンはより楽しめます。

ゲーム内容に沿った作品は、どのように再現されているかやキャラを誰がどのように演じているかなど見どころが多く、再現度の高い作品ほど興奮すること間違いなしですね。


今回はテレビゲームを原作にしたおすすめ映画を7本ご紹介させていただきました。ポケモンやモンハン・バイオハザード・ソニックなど有名作品の実写映画化は近年増えてきています。

当時原作となったテレビゲームをプレイしていた人は、その再現度の高さに思わず感動しちゃいますよ。原作を知らない人でも楽しめる内容となっていることが多いので、ぜひ紹介した作品を一度見てみてください。