こんにちは!

今日は最近話題の2025年7月問題と関連する太陽フレアについてお話していきたいと思います。

You Tubeでも、この話題に関して数多くのYou Tuberさんが頻繁にUPされた時期がありましたが、日に日にこの時が近づいてるせいか、この話題の盛り上がりは落ち着く様子が見られません。

今日はその話題に関してお話していきます。

太陽フレアとは?

太陽フレアは、太陽で発生する爆発現象のことです。

別名、太陽面爆発とも呼ばれています。

太陽フレアの大きさは約1万Km~10万Km程と言われてます。その威力はなんと水素爆弾に匹敵するのだそうです。そして驚くことに、小規模なものは1日に約3回ほど発生しているのだそうです。

太陽フレアが発生すると、多くのX線、ガンマ線、高エネルギー荷電粒子などが放出されます。これらが地球に到達すると、デリンジャー現象と呼ばれる通信障害が発生します。

デリンジャー現象とは?どのようなことが起こるのか?

  • 広域停電の発生ー電力保護装置の誤作動が起こり、広範囲の停電が発生する可能性があります。
  • 無線通信の障害ー警察、消防、タクシーなどのサービス利用が困難になる可能性があります。
  • GPS、位置情報サービスの不具合ーカーナビなどの位置情報を取得するサービスに不具合が生じ、衝突事故が増加する恐れがあります。
  • 携帯電話サービスの一時的な停止ー昼間の時間帯に最大数時間程度の携帯電話サービスが2週間にわたって断続的に中断される可能性があります。

デリンジャー現象は、電離層に何らかの理由で異常が発生することにより起こる通信障害のことです。この現象は、短波障害、または突発性電離層擾乱(じょうらん)とも呼ばれています。

この現象の名前は、1935年にこれを発表したアメリカの通信技師、ジョン・ハワード・デリンジャーに由来します。しかし実は、この5年前の1930年にドイツのハンス・メーゲルが先に発見していました。このため、ドイツではメーゲル=デリンジャー効果と呼ばれています。

デリンジャー現象はどの位の時間起こり続けるか?

時間は数十分から数時間の程度です。

まれに数時間以上も続く場合もあります。

長距離通信が不能となるようなことが起こります。短波に影響が起こるとされています。

太陽フレアによって多量のX線が地球に到達し、大気の原子・分子をきわめて大量に電離して、電離層(特にD層)の電子密度を急激に増大させます。その結果、電波はD層で吸収を受けることになり、電子密度が増大し、その結果、短波帯通信に障害が発生します。その継続時間は数分ないし1時間程度で、急激にはじまり徐々に回復する傾向をもっています。

具体的な予測方法としては、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が提供している「Deep Flare Net」があります。これは今後24時間以内に発生する最大クラスの太陽フレアを予報し、数時間毎に更新しています。また、NICTでは太陽X線観測に基づくデリンジャー現象の現況地図も提供しています。

しかし、これらの予測方法はまだ完全ではなく、太陽フレアやデリンジャー現象の発生は未だに完全に予測することは難しいとされています。

太陽フレアの起こる周期と太陽フレア等級について

太陽フレアの周期は約は約11年とされています。約11年周期で活発化を繰り返し、その最も活発な時期を「極大期」と呼びます。前回の極大期は2014年でした。次の極大期はおおよそ2025年に予想されています。この極大期には太陽フレアの発生が活発化すると考えられています。

太陽フレアの発生は太陽の活動状況や黒点の状態などによりますが、予測はあくまで参考の一つなので、実際の太陽活動には十分注意が必要となりそうです。

太陽周期に続いて、周期の活発な部分では1日あたり数回のフレアが発生する可能性があるのだそうです。静かな段階では1週間に1回未満。活動のピーク時には、1日に20回、1週間に100回以上のフレアが発生する可能性もあるとのことです。

また、規模の小さなフレアは比較的頻繁に起きているようですが、大きなフレアは大気の中の活動領域と呼ばれる場所で起きます。このことにも関連して、太陽フレアの起きる頻度は約11年周期と言われています。最も活発な時期を「極大期」と呼びます。前回の極大期は2014年でしたので、次の極大期はおおよそ2025年に予想されています。この極大期には太陽フレアの発生が活発化すると考えられています。

また、2024年にはいくつかの大規模な太陽フレアが発生しています。

2024年2月9日22時14分をピークとした強力な太陽フレア(X3.3クラス)が発生しました。これは23日にかけて発生しています。Xクラスの非常に強力な太陽フレアが3回発生しました。具体的には、2月22日8時07分(日本時)にX1.8クラス、22日15時32分にX1.7クラス、そして23日7時34分にはX6.3クラスのフレアが発生しました。このX6.3クラスのフレアは、2024年1月1日に発生したX5.0クラスの太陽フレアよりも規模が大きく、第25周期で最大の太陽フレアとなりました。

太陽フレアはX線の強度によってA、B、C、M、Xの5段階に分けられています。Xが最も規模の大きなフレアで、アルファベットの後の数字が大きいほど規模が大きくなります。太陽は11年周期で活動が活発になったり穏やかになったりします。太陽の活動の周期サイクルは1755年から番号が付けられており、2019年12月からは第25周期に入っています。

2025年7月問題と関連する大規模な太陽フレアは発生するのか?

2025年7月問題と関連付けられているのは、この時期に、太陽フレアが起こるのではないかとされてることからです。

この予測はNASAでされていて、政府は警報の強化や宇宙天気予報の精度向上などの対策を講じているのだそうです。

具体的な月日については予測が難しく、また太陽フレアが必ずしも発生するわけではないようですが、2024年にも大きな太陽フレアが発生したことから、注意は必要なようです。

太陽の第25周期の極大期は2025年7月に来ると予測されています。極大期とは、太陽活動が最も活発になる時期のことを指します。この時期には、黒点の出現数が増え、大規模な太陽フレアが頻繁に発生することが予想されています。

全く太陽フレアが起こらない、とも言い切れないわけなんですね。

太陽フレアの予測において今後期待できること

NASAは太陽フレアやその他の宇宙天気現象が発生した際に、それらの情報に関連する政府機関や公共の安全に関わる組織に通知するとのことです。この通知は、通信障害や電力供給の問題など、地球上のインフラに影響を及ぼす可能性のある事象に対する対策を立てるために使用されます。

日本でも国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が太陽フレアの観測データを利用して、フレアによる影響の予測を行っています。そして政府は、2024年度にも、太陽フレアに伴う通信の乱れや人工衛星の故障などといった影響を予測し、注意報や警報として国民に発信する新システムを稼働させる方針を固めています。

NASAやNICTなどの機関は、太陽フレアが発生した際にはその情報を政府や関連機関に通知し、必要な対策を講じることができるように進めているのだそうです。

終わりに

太陽フレアについては、実際過去に私たちの生活に直接的な影響を起こるほどのものはこれまでにありませんでしたが、自然のなせるわざなので、今後も分かりません。

起こることを事前に数日前だとか知ることが出来ればいいのですが、今後、NASAの予測精度が上がり、必要な時に一般市民にも事前に危機的情報が知れるようにして欲しいものです。

しかし、公的機関などの予測を待つよりも、先に太陽フレアが起きてしまったら、その対策は考える必要がありそうです。

今現在、私たちが行えることといったら、備えることでしょう。

日々の私たちの生活に電気は不可欠なため、停電した場合、その時に対応できるよう準備することは大切かもしれません。

停電に備えるといったら、原始的な生活と結びつけてしまう私ですが、キャンプファイヤーなど、自分でたき火をおこしたり、土鍋を使用した炊飯など、今のうちに練習しておいても、損はないかもしれません。災害対策にもなりますしね。

やっぱり戻るのは原点に戻るというか、アナログ的な生き方、アナログ的な生活を送ることの見直しでしょうかね。それではまた。