昭和、平成、令和を駆け抜ける刑事ドラマ『危ない刑事』
こんにちは。ここ数年は、元号も目まぐるしい早さで映り変わりますね。公式書類関係を目前にして、書類自体が新しい書類の切り替えに追いついてなかったりします。平成が記載された書類で記載日を記入しないといけなかったりすると、『今平成にすると何年だっけ?』と考えさせられます。
今日はそんな目まぐるしく変化していった元号を3元号駆け抜けたドラマのご紹介をしていきます。それでは今日は、『危ない刑事』シリーズのドラマをご紹介していきます。
「危ない刑事」とは?
日本の人気テレビドラマシリーズで、その後映画化もされました。 舘ひろしと柴田恭兵のコンビが主演を務めています。ヨコハマ・港署に籍を置く型破りな二人の刑事、そして破天荒な展開が描かれたドラマです。
銃撃・格闘戦などのアクションシーンに加えて、トレンディドラマを思わせる軽妙な演出や、都会的なファッション性などを盛り込んだ作風を特徴としています。足掛け30年以上にわたって断続的に劇場映画などでも、シリーズ展開が行われています。
テレビシリーズは基本的に一話完結型となっていますが、シリーズの横軸として、広域暴力団「銀星会」との敵対関係も描かれています。各回につけられるサブタイトルは、「暴走」、「救出」、「摘発」などと、これらの言葉からそのエピソードの大まかな内容を推測することができるようになってます。
最新作映画は、「帰ってきた あぶない刑事」で、2024年5月24日に公開されました。 この作品は、前作「さらば あぶない刑事」で定年退職し、ニュージーランドで探偵になっていたタカ(舘ひろし演じる鷹山敏樹)とユージ(柴田恭兵演じる大下勇次)が横浜に舞い戻り、探偵事務所を開設するところから物語が始まります。
過去にご覧になっていない方は、現在BSでも放送されてるので見れますよ。私もたまに見てますが、昔に放送されたものだから内容が劣る、とも全く感じさせないとても見ごたえあるドラマです。
危ない刑事のキャラクターについて
- 鷹山敏樹(たかやまとしき)役「舘ひろし」
元横浜港署捜査課刑事で、日本一ダンディーな探偵。 銃とバイクの腕はいまも超一流。横浜港警察署捜査課所属の刑事で、通称「タカ」または「ダンディー鷹山」。彼は暴力犯捜査のプロフェッショナルです。暴力団の最高幹部クラスからも警戒される位の存在です。普段はクールな紳士を装っていますが、時に正義感が強い激情家の一面も垣間見せます。 - 大下勇次(おおしたゆうじ)役「柴田恭兵」
元横浜港署捜査課刑事で、日本一セクシーな探偵。軽快な走りと華麗なドライビングテクはまだまだ現役。横浜港警察署捜査課所属の刑事で、通称「ユージ」または「セクシー大下」。彼は盗犯捜査を得意とし、スリや空き巣に顔が広く、窃盗事件の現場検証などでは、鍵のこじ開け方を見るだけでその手口から犯人を特定できるという得意技を持ってます。柴田恭兵の走りは有名で、「恭兵走り」とも呼ばれています。
柴田が演じる大下勇次(ユージ)が犯人を追いかける際、右手に拳銃を構え、左手を開いた状態で軽やかに走る様が印象的で、その走り方が「恭兵走り」と言われてます。また、歌手としても活動していた柴田さんのライブでは、スキップで舞台を駆け回る姿もあるとのことです。
『あぶない刑事』シリーズ(年代順テレビドラマ・映画)
- 『あぶない刑事』1986年10月5日~1987年9月27日まで放送
当初は半年間で終了の予定だったそうですが、回を重ねるごとに注目を集め、さらに延長し、結果1987年9月までの1年間放送されたとのことです。 - 『もっとあぶない刑事』1988年10月7日~1989年3月31日まで放送
- 『あきれた刑事』1987年10月21日~1988年3月23日まで放送
- 劇場映画第1作『あぶない刑事』1987年公開
- 劇場映画第2作『またまたあぶない刑事』1988年公開
- 劇場映画第3作『もっともあぶない刑事』1989年公開
続編を望む声に応え、『もっともあぶない刑事』から7年後の1996年秋、当時の主なオリジナルキャストが再結集する形で劇場映画第4作『あぶない刑事リターンズ』が公開されます。
これまでのシリーズ共通の敵組織だった広域暴力団・銀星会が『もっともあぶない刑事』で壊滅したため、新たな敵として、カルト犯罪組織が据えられています。舞台である横浜市中心部の風景も、休止期間中に行われた横浜みなとみらい21などの大規模な再開発事業によって大幅に変貌しています。
『リターンズ』の一定の成功により、2年後の1998年秋、テレビと映画のメディアミックスによる『あぶない刑事フォーエヴァー』を制作。前編を『TVスペシャル’98』としてテレビ放送し、後編は劇場映画第5作『THE MOVIE』として公開されました。
- 『まだまだあぶない刑事』2005年10月22日、劇場映画第6作
- 『さらばあぶない刑事』2016年1月30日、劇場映画第7作
- 『帰ってきた あぶない刑事』2024年5月24日8年ぶりの劇場映画第8作公開
最新作映画の内容
最新作「帰ってきた あぶない刑事」では、定年退職して刑事を引退し、ニュージーランドで探偵として第二の人生をスタートさせたタカとユージが、トラブルを起こし8年ぶりに帰国し、ヨコハマで「T&Y探偵事務所」を立ち上げ探偵業を再開します。しかし、突如現れた依頼人からの依頼で彼女の『母親探し』を進めるうちに行く先々で事件が多発します。今回の映画でも、派手に事件を解決していく活躍が描かれてるのでしょうね。
終わりに
主演のお二人の年齢は、舘ひろしが74歳、柴田恭兵が73歳です。この年齢にして活躍されるのは凄いです。クライマックスのシーンの舘ひろしのバイクシーンは、ご自身で閃いてこの形になったそうです。しかも1発でいけ、NGが出なかったとのことですから素晴らしいです。
ご本人がこのシーンに参加され、スタントマン無しなのだそうです。74歳でこの動きが出来るのは凄いですね。このバイクシーンは、神戸フィルムオフィスの協力のもと、映画のは神戸でロケが行われています。 バイクに乗りながら銃を撃つシーンなどがポートアイランドのコンテナヤードで撮影されたとのことです。ここが一番の見どころって感じでしょうかね?
舘ひろしの乗るバイクは、ハーレーダビッドソン FXBR ブレイクアウト117で、映画の中で大暴れするシーンなのだそうです。ハーレーってだけで凄いインパクトありですが、映画で暴れるとは一体どんな内容か気になりますね。
また、過去の「あぶない刑事」シリーズでは、舘ひろしが乗ったバイクとしてスズキGSX250EやスズキGSX750E、スズキGSX750S [S]、スズキRH250、スズキGSX-R750、スズキGSX-R1100などが登場しています。タカが犯人を追い詰めるために使用し、その中には通りがかった少年からバイクを借りて追跡するシーンなども含まれています。
危ない刑事シリーズは映画にしてもテレビにしても、どの世代でも見やすい内容となってると思います。それは誰もが分かりやすいように作られてるからなのでしょうね。