アニメ界で大人気のドラゴンホールの作者、鳥山明(とりやま あきら)さんが2024年3月1日に急性硬膜下血腫で亡くなりました。彼は1955年4月5日に生まれでまだ若かったです。

鳥山明さんは、日本で大変有名な漫画家ですね。ドラゴンボール知らない人はいないように、ドラゴンボールと言ったら鳥山明さんって、直ぐ名前が出てくるように、大変人気の漫画家であり、デザイナーでした。

今日はそんな鳥山明さんと明さんが手がけてきたものについて、お話していきます。

鳥山明さんについて

プロダクションはBIRD STUDIO(バード・スタジオ)です。彼は愛知県名古屋市出身で、清須市に在住していました。

彼の代表作には、「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」があります。これらの作品はどれもテレビアニメ化され、1981年から1999年にかけてフジテレビ系列の毎週水曜日19時 – 19時30分は「Dr.スランプ アラレちゃん」から始まり、「ドラゴンボール」「ドラゴンボールZ」「ドラゴンボールGT」「ドクタースランプ」と、長期に渡り鳥山原作のアニメが放映されました。

また、鳥山明さんは漫画家としての活動の合間にデザイナーとしても活動し、「ドラゴンクエストシリーズ」などのゲームやマスコットのキャラクターデザイン、プラモデルや車などのデザインを多数手掛けていました。

彼の作品は、国境を越えて世界中で読まれ、愛されてきました。その影響力は、数多くの漫画家・クリエイターに大きな影響を与えてきました。

漫画家も、そして芸能界からも慕われるクリエイターさんでした。

鳥山明さんの代表作


  1. 漫画、アニメ『Dr.スランプ アラレちゃん』

  2. 漫画、アニメ 『ドラゴンボール』

  3. ゲーム『ドラゴンクエスト』のキャラクターデザイン

『Dr.(ドクター)スランプ アラレちゃん』とは?

以前放送されてたものなので、今の若い方たちはご存じないかもしれませんね。

昭和世代の団塊世代の子供たちによく知られていた漫画とアニメです。

『Dr.スランプ アラレちゃん』は、1981年から1986年までフジテレビ系列で放送され、視聴率36.9%を記録しました。原作が少年誌掲載でありながら、その人気は女性や未就学児にまで広がりました。

Dr.スランプ アラレちゃんは、個性的なキャラクターが勢ぞろいです。

  • アラレちゃん(則巻アラレ)は無邪気でいたずら好きで正義感の強いロボットの女の子。そして非常にユニークなキャラクターです。

  • 則巻千兵衛(のりまきせんべい)は、この物語の初期においての主人公で、メインキャラクターでした。彼は博士号を持つ科学者で、自称「天才」です。彼は発明家として村で有名で、さまざまなトンデモな発明品を独力で完成させています。
    作品の中では「ドクタースランプ」という名前で呼ばれています。彼の性格は、スケベでだらしない一面がありますが、とても純粋で心優しい一面も持っています。彼には大好きなみどり先生がいます。彼女のために、全力で行動し、彼女を見守っています。
    彼の料理は効率重視派で、どでかカップメンを手早く済ませます。後にアラレちゃんに主役が交代となりました。彼はアラレちゃんとガッちゃんのツッコミ役として物語に登場し続けました。

  • 山吹みどり先生ーペンギン村の学校の先生で、千兵衛に恋をしています。

  • ガッちゃん(則巻ガジラ)は、天使の姿をした赤ちゃんで、何でも食べることができます。則巻千兵衛の家族の一員です。彼は身長61cm、体重17kgの個性的な小さなキャラクターです。

  • ニコチャン大王は、宇宙から来たエイリアンで、コミカルなキャラクターです。

  • オボッチャマンは、アラレちゃんのライバルであり、アラレちゃんに恋をしています。

  • スッパマンは、スーパーマンを模したヒーローで、実は臆病者です。

このアニメ、漫画の舞台は、ペンギン村というド田舎の村を舞台です。ロボットや動物、宇宙人やお化け、あの世の住人まで多くのキャラクターが登場します。

アラレちゃんのハチャメチャな日常を描いたギャグ漫画です。予測不能な行動が視聴者から大きな人気を集めています。

アラレちゃんの「地球割り」で地球を真っ二つにしたり、必殺技の「んちゃ砲」では発した台詞の文字がぶつかって爆発するといった、自由で独創的な作風が多くの視聴者の心をわし掴みにしました。

「んちゃ!」「バイちゃ!」などアニメの中で使われる言葉は印象的になりました。

また、ペンギン村も非常にユニークな場所です。

ペンギン村は架空の有人島、ゲンゴロウ島にあります。ゲンゴロウ島には、あげは町、モンシロ町、カナリア村などがあり、遠方には都会島なるものがあります。

ペンギン村には、人間とともに、人語を話し二足歩行する動物や、架空の動物や怪獣の類いが数多く在住しています。

またペンギン村は奇人・変人・怪人・怪獣がいる魔境でもあり、ゴジラやガメラやキングギドラがそこら辺にいます。太陽が暑い暑いと自分でうちわを仰いでいるわ、警察官がスナック感覚で銀行強盗と銃撃戦を展開するわ、中学生がパトカーを壊して遊ぶなど、毎日がはちゃめちゃな村です。

「んちゃ砲」は、『Dr.スランプ』の主人公、則巻アラレの必殺技の一つです。「んちゃ!」という一言で発射されるエネルギー弾で、アラレちゃんの口から放たれます。この技は、アラレちゃんの独自の力強さを象徴していました。

『Dr.スランプ アラレちゃん』の最初のオープニングテーマ「ワイワイワールド」を始めとした主題歌も魅力の1つです。

これら個性的なキャラクターと、ユーモラスな世界観から、Dr.スランプ アラレちゃんは大人気となりました。

ほんと小さな時によく観ていたアニメですが、毎回観るのを楽しみにしていたアニメです。

ドラゴンボール

1984年から1995年まで週刊少年ジャンプで連載された漫画で、孫悟空と仲間たちがドラゴンボールを求めて冒険を繰り広げるバトル漫画です。少年期はドラゴンボールを巡るほのぼのとした冒険譚を中心に進んでいきますが、青年期からは本格バトル漫画へと発展します。

テレビ化もされ、大変人気となり、映画化もされ、海外進出を果たしています。

ドラゴンボールは、鳥山明さんによる日本の漫画作品です。

この作品は世界中に散らばった七つの球をすべて集めると、どんな願いも一つだけ叶えられるという秘宝・ドラゴンボールを中心に展開する「冒険」「夢」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画です。

『ドラゴンボール』、『ドラゴンボールZ』が放送され、11年間のシリーズ放送期間中、平均視聴率20%以上を記録しました。

また、全世界80か国以上で放送され、世界中で絶大な人気を誇る日本の漫画・アニメを代表する作品となっています。

単行本の発行部数は完全版を含み国内で1億6000万部以上、全世界累計で2億6000万部を記録しています。

ドラゴンボールは現在も、多くのファンに愛されています。冒険とバトル、友情を描いた作品で、世代を問わず、多くのファンに愛されています。

鳥山明さんが手掛けたゲームシリーズ

  • ドラゴンボール

  • ドラゴンクエストシリーズ

  • クロノ・トリガー
    スーパーファミコン時代の名作。このゲームは、『ドラゴンクエスト』シリーズの中核的存在である堀井雄二さん、『ファイナルファンタジー』シリーズの生みの親・坂口博信さんも携わっています。

  • トバルNo.1
    3D格闘ゲームです。

  • ブルードラゴン

これらのゲームには、鳥山明さんの独特なキャラクターデザインが関わっています。世界中のゲームファンから愛されています。

ドラゴンボールのゲームソフトは現在までにミリオンセラーを10本以上輩出し、シリーズ累計販売本数は全世界5000万本に達しています。

最後に

彼の残した作品は、世代に関係なく、後世までずっと愛されていく作品になりそうですね。

大人になって機会があって観に行ったドラゴンボールシリーズがありましたが、アニメという感覚はまったくなく、迫力満点で楽しめました。

2024年秋に新作アニメ『ドラゴンボールDAIMA』が開始予定です。

この作品は、原作者の鳥山明さんがまったく新しいエピソードを執筆した『DRAGON BALL』の完全新作アニメシリーズです。40周年記念作品として、世界中のファンに向けて展開される予定なのだそうです。

悟空たちと魔人ブウの激闘を見つめる謎の新キャラクターや、今までにないまだ見ぬ世界、悟空、ベジータ、ブルマなどおなじみの面々の新しいビジュアルが描かれているようです。

楽しみですね。