こんにちは! 多くの俳優がレッドカーペットの上を歩くことを憧れるアカデミー賞ですが、今日はアカデミー賞のことについて色々お話してきたいと思います。 あのレッドカーペットはテレビから見てもインパクトがあります。またその上を歩く俳優たちも、皆綺麗でカッコよくて素敵ですよね。

アカデミー賞とは?

その歴史について アカデミー賞は、映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が主催する映画賞で、オスカーとしても知られています。この賞は、アメリカ映画の健全な発展を目的に、キャスト、スタッフを表彰し、その労と成果を讃えるために設けられました。 毎年2月末から3月初めにロサンゼルスのドルビー・シアターで授賞式が行われます。

授賞式前年の1年間にアメリカ国内の特定地域で公開された作品を対象に選考され、また映画産業全般に関連した業績に対して贈られます。 アカデミー賞には24部門が存在し、その中には作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞などが含まれます。これらの賞は、映画芸術科学アカデミーの会員による無記名投票によって選ばれます

なお、アカデミー賞のトロフィーは「オスカー像」と呼ばれ、その名前は「アカデミー賞」の愛称「オスカー」からきているのだそうです。 アカデミー賞の歴史は、1929年に設立された「映画芸術科学アカデミー」の夕食会の一環として始まりました。第1回の授賞式は1929年5月16日にロサンゼルスにあるルーズベルトホテルで行われました。この授賞式は映画業界の優れた業績を讃えるためのもので、その後の年々、規模が拡大していきました。

オスカー像について

あの個性的なオスカー像も、なんだか気になりますよね。 オスカー像は、映画芸術科学アカデミーの副賞で、裸の男性の立像のことです。この像は、1927年に設立された映画芸術科学アカデミーが、映画界の男優、女優、監督の業績をたたえるトロフィーとして考案したものだそうです。デザインは、当時のメトロ・ゴールドウィン・メイヤー社(MGM)の美術監督だったセドリック・ギボンズが担当したそうです。

像は、フィルムリールの上に立ち、両手で剣を握る騎士の像が表現されています。 「オスカー」という名称は、正式名称は「Academy Award of Merit」で、オスカーはあくまでも愛称なんだそうです。この愛称の由来については諸説あるそうです。女優のベティ・デイヴィスが1935年、「青春の抗議」で初の主演女優賞を受賞した際、客席にいた夫(当時)のハモン・オスカー・ネルソンに向かって、「オスカー、やったわよ!」と叫んだことから広まったという説があります。

他には、アカデミー賞事務局のマーガレット・ヘリック局員が事務局に届いた像を見て、「自分のおじさんのオスカーにそっくりだ」と言ったことが広まったという説、また、第6回授賞式でオスカーの名を初めて文字に残したジャーナリストのシドニー・スコルスキー自身が考えたという説もあります。

アカデミー賞の歴代受賞者のカテゴリーについて

  • 作品賞   その年の最も優れた映画作品に贈られます。
  • 監督賞   作品を担当した最も優れた監督に贈られます。
  • 主演男優賞 映画作品で最も優れた主演男優に贈られます。
  • 主演女優賞 映画作品で最も優れた主演女優に贈られます。
  • 助演男優賞 映画作品で最も優れた助演男優に贈られます。
  • 助演女優賞 映画作品で最も優れた助演女優に贈られます。

また、以下のような技術者部門も存在します

脚本賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、メーキャップ&ヘアスタイリング賞、録音賞、音響編集賞、視覚効果賞、オリジナル作曲賞、オリジナル歌曲賞

脚色賞とは、小説や舞台劇などから起こされた脚本に対して贈られる賞です。この賞は、既存の創作物を土台にした映画の脚本を対象としています。また、続編作品もこの部門の対象となります。これに対して、原作のないオリジナル脚本は、「脚本賞」(Origiという別の部門で選考されます。

さらに、以下のような作品部門も存在します。

国際長編映画賞(外国語映画賞)、長編アニメーション賞、短編アニメーション賞、長編ドキュメンタリー映画賞、短編ドキュメンタリー映画賞、短編実写映画賞

以上がアカデミー賞の主要な授与部門です。


日本映画がアカデミー賞を受賞した作品

  • 『罪と罰』1951年、監督黒澤明の『罪と罰』が外国語映画賞を受賞
  • 『美女と野獣』1961年、監督市川崑の『美女と野獣』が衣装デザイン賞を受賞
  • 『雨あがる』 2001年、監督高倉健の『雨あがる』が美術賞を受賞
  • 『千と千尋の神隠し』2003年、長編アニメーション映画賞を受賞
  • 「ゴジラ-1.0」2024年、日本映画として初めて視覚効果賞を受賞。

アカデミー賞で最も多く受賞した映画

以下の3作品は、なんとそれぞれ11部門で受賞しています。

  • 『タイタニック』(1997年)主演のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットは受賞を逃したものの、作品賞、監督賞(ジェームズ・キャメロン監督)などに輝きました。
  • 『ベン・ハー』(1959年)主演男優賞(チャールトン・ヘストン)、監督賞(ウィリアム・ワイラー)などを受賞しました。
  • 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)作品賞、監督賞(ピーター・ジャクソン)ほかを獲得しました。

レッドカーペットの由来

レッドカーペットの由来について気になったので調べてみました。 近代になってからは最も古いレッドカーペットのもてなしが1902年にニューヨーク・セントラル鉄道で豪華列車「20世紀特急」に客を案内する際に真紅のカーペットを敷いたことが信じられています。

レッドカーペットの赤は太陽の色、火の色であり、生命力やエネルギーの象徴です。そのため、レッドカーペットは、公式な催事にセレブリティや高官などの要人を歓迎するために、本人の歩行路として伝統的に用いられています。そういったことからアカデミー賞ではレッドカーペットが使われるようになったそうです。

しかし、2023年のアカデミー賞では、レッドカーペットが赤ではなくシャンパン色が使われたとのことです。あなたはご覧になりましたか?これは1961年にレッドカーペットが導入されて以来、初めてのことだそうです。

アカデミー賞の審査を行う人

アカデミー賞の審査を行う人は一体どんな人なのか、これも調べてみました。 アカデミー賞の審査は、映画芸術科学アカデミー(AMPAS)の会員が行います。会員は映画業界で卓越した実績を挙げた人たちで構成されていて、その人数は約9500人(2022年現在)です。多いですね。

会員は米国だけでなく、日本など海外の人も含まれているのだそうです。 審査員は映画産業の内部で働く「業界人」なんだそうです。映画評論家や記者ではないそうです。職業別で見ると、「俳優」が最大の投票母体になっているのだとか。

他にもプロデューサー、監督、脚本家、キャスティング(配役担当)ディレクター、マーケティング・広報、映画編集者、撮影技師、視覚効果、音響技術者、アニメ/短編映画、ドキュメンタリー制作者、メイクアップ&ヘアスタイリスト、衣装デザイナー、美術・舞台装置、音楽家、製作・配給会社の経営幹部などが含まれてるのだそうです。

投票権者の資格を得るには、映画産業で活躍すると、アカデミー会員になる資格を与えられるのだそうです。会員になると、投票資格を得ることができます。

アカデミー賞の授賞式に参加する方法

アカデミー賞授賞式、観てみたいですよね。 ダメもととは思いますが、一応調べてみました。 授賞式にはチケットが必要なのだそうです。一般の観客が購入できるチケットは非常に限られていて、大半の席は映画業界の関係者ノミネートされた人々、その他の招待客のために確保されているのだそうです。

また、チケットは一般に販売されることはなく、主に映画業界の関係者や招待客に配布されるとのこと。そのため、一般の人々がアカデミー賞の授賞式に参加することは非常に難しいと言われています。うんうん、分かりました。 それでもいつかは見てみたい。ちなみに、会場の収容人数は約3300人とされているのだそうです。

終わりに

いかがでしたか? アカデミー賞のことについて、少し詳しくなれたのではないでしょうか? 一般人の会場への参加が大変厳しいですが、アカデミー賞でなくとも、いつかはハリウッド俳優に遭遇して見てみたいなと思う私です。 どんなオーラを放ってるのか、見てみたいですね。