自分の意見を持ち芸能界を引退した「国民的歌姫」
こんにちは! あなたは1980年、多くのファンを日本中に持ちながら、国民的歌姫、大物女優でありながら、芸能界から引退した女優をご存じですか? 彼女の引退は、日本中大きな衝撃を与え話題となりました。 私が彼女だったら引退していたのかと思うと、引退しきれなかったのでは?となります。
多くのファンを持ちながら旬でもいて、必要とされながらも、全てを手放せること、私にはできないと思います。 その前に、そんな人物にもなれないですが。その歌姫は、山口百恵です。 今日は山口百恵についてお話していきたいと思います。

多くのファンを抱えていながら引退
彼女は、1970年代に「花の中三トリオ」と呼ばれたアイドルの一人で、多くのヒット曲や映画に出演し、国民的歌姫として人気を博しました。 1980年に三浦友和と結婚し、芸能界から引退すると発表した時は、大きな衝撃と話題になりました。 1980年に引退コンサート「ファイナル・コンサート」を行い、芸能界から引退されました。 日本武道館で行われ、約1万4千人のファンが詰めかけました。 引退コンサートの模様はテレビで生中継され、視聴率は40%を超えました。
また、最近では最新技術でリマスターされたコンサートの再放送にも大きな反響が寄せられました。 視聴率40パーセントの高さから、国民的に凄い女優だと伺えます。 山口百恵の引退した理由は結婚と、自分の力に絶対の自信を持っていた彼女が、三浦友和と出会って初めて自分の弱さや不安を感じたことや、幼少期の複雑な家庭環境から反動で幸せな家庭を築きたいという想いがあったことなどが挙げられています。
現在の詳しい彼女の生活についての情報はありませんが、夫の三浦友和と共にキルト作家として活動したり、他の歌手に作詞を提供したりしているとのことです。 「花の中三トリオ」は、森昌子や桜田淳子と共に呼ばれ、多くのヒット曲を生み出しました。

山口百恵のプロフィール
一般人の彼女のイメージは、「歌声が美しく歌唱力が高い」「歌詞が際どく、光と影を併せ持つ」「演技も上手で、文芸作品にも挑戦している」「明るくておっちょこちょいな一面もある」です。 彼女は、1959年1月17日に東京都渋谷区で生まれました。
1973年に映画『としごろ』で女優デビューし、同年に同名の曲で歌手デビューしました。 彼女は、多くのヒット曲を生み出しましたが、特に「青い果実」や「ひと夏の経験」などの「青い性路線」と呼ばれる際どい歌詞の曲で人気を博しました。 また、映画やドラマでも活躍しましたが、代表作は文芸作品の名作『伊豆の踊子』で、この映画で共演した三浦友和さんとは後に結婚されました。
山口百恵の活躍について
彼女は、以下のような賞を取りました。
- 1975年『伊豆の踊子』第1回 日本アカデミー賞 優秀主演女優賞を受賞。
- 1977年『愛の嵐』第5回 日本テレビ音楽祭 トップアイドル賞を受賞。
- 1978年『さよならの向う側』第20回 日本レコード大賞 大賞を受賞。
歌、俳優業共に才能のある女優さんです。 彼女は、日本だけでなく海外でも人気がありました。 特に東アジア圏では、ドラマ『赤いシリーズ』が放送されたことで知名度が高まり、中国では「アジア初のスーパースター」と呼ばれるほどの人気を誇りました。 また、ロンドンでレコーディングしたアルバム『GOLDEN FLIGHT』や、国鉄の旅行キャンペーンで使われた曲『いい日旅立ち』なども海外で注目されました。

山口百恵の人気曲ランキングTOP5
- 第5位は『夢先案内人』です。ファンタジックな世界を描いたメルヘンなムードの曲で、歌詞に出てくる星座や銀河大陸横断鉄道が印象的です。
- 第4位は『プレイバック Part2』です。恋人と喧嘩して飛び出してきた女性の心情を歌った曲で、現在と過去の時間軸が交互に登場するユニークな構成です。
- 第3位は『いい日旅立ち』です。国鉄のキャンペーンソングとして起用された曲で、山口百恵さん最大のヒット曲と言われています。
- 第2位は『秋桜』です。結婚を控えた娘と母の感動的な心のやりとりを描いた曲で、山口百恵さんの新たな魅力を広げた曲です。
- 第1位は『さよならの向う側』です。山口百恵さん最後のシングル曲で、ラストコンサートの最後に歌われた印象的な曲です。
山口百恵の性格について
歌手や女優として活躍された彼女ですが、そのイメージとは裏腹に、意外にも明るくておっちょこちょいな一面もあったそうです。 例えば、黒柳徹子と共演した際には、ルームサービスが来たので出ようとしたら、戸棚のドアを開けていたというエピソードがあります。可愛いですね。
三浦友和との結婚式では、新婚旅行先のハワイのことを「ハワイは、ハワイだから」と言って笑わせたり、ハワイの空港で記者に囲まれたときには「私は、私です」と答えたりしていたそうです。 彼女は、自分の大切なものを守るためには強い意志を持っていたことが分かります。
長男が幼稚園に入学したときには、執拗に追いかけてきたマスコミに対して、カメラマンに平手打ちを食らわせたことがあるそうです。 また、芸能界を引退する際には、夫の三浦友和にも反対されましたが、自分の幸せな家庭を築きたいという想いで引退を貫きました。
お笑い番組が大好きで、新婚当時も『THE MANZAI』や『お笑いスター誕生!!』などをビデオで録画し、夫婦で何度も見ていたようです。漫才ブームの先駆者となった、島田洋七のいるB&Bの大ファンで、引退前はB&Bの名誉会員だったそうです。

山口百恵の名言集
彼女の発言した言葉はどういったものがあるのか、気になりました。 以下、彼女の名言集です。
- 「私は自分の人生を自分で選んだの。だから、後悔はしない」
- 「自分の中の大切なものをはっきりと確認し、忘れていない」
- 「レコードの売り上げ枚数が私の十分の一しかないタレントに対してなら、そうは言わなかったのではないだろうか」
- 「10万円なら10万円の、千円なら千円の生活をするだけよ」
- 「女性は自分が決めたことは、なんでもできると思っています」
「 名言集」から
やはり彼女が強い女性だと分かります。自分の意志を持ち、自分の選択に責任を持つ女性ですね。 とても素敵な言葉、私にも深く刺さりました。 「女性は自分が決めたことは、なんでもできると思っています」という言葉は、力強い言葉ですね。勇気を貰えます。
最後に
色々調べながら書いていて、彼女の強い性格を感じることができました。 あの引退の当時のまま、彼女のことは語り継がれていくのでしょうね。 現在、彼女は引退から43年経っています、今でも根強い人気を誇っています。
2020年には、楽曲600曲以上がサブスクリプション配信され、再生回数が100万回を突破しました。 また、ファンの投票による人気曲ランキングでは、『さよならの向う側』や『秋桜』などの名曲が上位にランクインしているとのことです。 いまだに根強い人気を誇ってますね。凄いです。 彼女のように何年経っても色褪せない人気の秘密を知りたいです。