インド映画はレベルが高いことを証明した映画「RRR」
こんにちは。 先日観たインド映画『RRR』が凄くて、今日はその映画についての投稿したいと思います。 映画が公開された時から、反響が凄かったようで、ビデオになるのを今か今かと心待ちにしていました。 少し時間が作れて、そろそろビデオになってるよねと思いながら、ネットフレックスを覗いたら、ちょうどレンタルできたので、観ることができました。
この映画は、2020年に公開予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期され、2022年1月に日本で公開されました。
『RRR』のYou Tubeでのコメントが熱かった! 結構色々コメント出てました。 多すぎて全部を読めませんでしたが、一部紹介したいと思います。 この映画の中で繰り広げられる「ナートゥダンス」というダンスがあるのですが、このダンスは見どころで、ダンスについて詳しくない私でも、このダンスレベル高すぎるでしょ、と思わず釘付けになってしまった場面でした。 そして、どうやらこのダンスを観たいがために、この映画に足を運んでる人もいたらしいです。 この「ナートゥダンス」の部分を披露しているYou Tubeのコメントが沢山出てました。
ダンスは人を笑顔にするというのを体現している映画
初めてインド映画見たけどめっちゃ好きやわ
中毒性高すぎる……
本当3時間があっという間だったw面白かったなぁ
コメントから分かるように、もちろんダンスだけが見どころの映画ではありません。 しかもこのダンスの場面は数分しか上映されてない場面でほんの一部です。 映画は3時間もありますから、ダンスだけでなく、この映画の凄さが伺えます。 私も、いつものようにインド映画は長いよな、と承知の上見始めたのですが、今回も『だれることなく最後まで釘付けとなった』映画でした。
『RRR』の見どころについて
この映画の見どころはなんといっても圧倒的なスケール感です。 インドの壮大な自然や歴史的な建造物をバックに、迫力満点のアクションシーンが繰り広げられます。 特に、列車や飛行機を使ったスタントは息をのむほどです。 CGも使われていますが、実際に撮影されたシーンも多く、リアリティがあります。
また、この映画の魅力は、二人の主人公のキャラクターと友情です。 ラーマは、勇敢で正義感の強い戦士です。 ビームは、陽気で機転の利く反逆者です。 二人は最初は敵対していましたが、やがて共通の敵に立ち向かう仲間となります。 冷酷な性格である英国指揮者率いる数多くの軍人達と二人の戦いはみどころです。 CGにおいての演出は納得しながらも、それでも壮大なスケールを感じさせます。 二人のタイミングがマッチした掛け合いや絆が見ていて心温まります。
インドのガンジス川、そして、地元の生活感はリアルに感じられて、見どころです。 インドの文化や歴史に触れることができるます。 インドの伝統的な音楽やダンスも楽しめて見どころ満載です。 エンディングのダンスシーンも圧巻です。
『RRR』が受賞した数々と功績
なんと、映画『RRR』はアカデミー賞を受賞しました! 具体的には、劇中のダンスバトル曲「ナートゥ・ナートゥ」が歌曲賞を受賞しました。 インド映画がアカデミー賞を受賞したのは初めてとのことです。 また、『RRR』は、インドだけでなく、欧米や日本でも大ヒットとなりました。 2023年1月9日時点で、日本国内の動員数は33万6,952人、累計興行収入は5億952万4,520円に達し、日本におけるインド映画の最高記録を24年ぶりに更新しました。 凄いですね。
また、この映画はアメリカのネットフリックスで再生回数が何週間もトップ10入りし、日本では現在、インド映画の興行収入記録を更新中です。 さらに、米ゴールデングローブ賞で楽曲賞に選ばれ、アメリカ・カナダ放送映画批評家協会賞では、外国語映画賞と歌曲賞を得ています。 これらの成果から分かるように、映画『RRR』が世界各地で大勢を魅了し、批評家からも高い評価を得ていることが分かります。
映画のあらすじ
この映画は、1920年の英国植民地時代のインドを舞台にした作品です。 インドの独立運動に参加した二人の英雄の物語を描いた歴史アクション大作です。 主人公は、英国軍にさらわれた幼い少女を救うために立ち上がるビームと、大義のため英国政府の警察となるラーマの2人です。 ビームとラーマは、それぞれに熱い思いを胸に秘めた男たちが運命に導かれて出会い、唯一無二の親友となります。
しかし、ある事件をきっかけに究極の選択を迫られることになります。 この映画は、インド映画史上最高製作費をかけた壮大なスケール感と豪快なアクション映像、怒涛のストーリー展開しています。
魅力ある主要な登場人物について
主演はインド映画界のスーパースター、ラーマ・チャランとジュニア・NTRです。 監督は「バーフバリ」シリーズで世界的なヒットを飛ばしたS・S・ラージャマウリです。
- ビーム(N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア)
英国軍にさらわれた幼い少女を救うために立ち上がる主人公の一人。
- ラーマ(ラーム・チャラン)大義のため英国政府の警察となる主人公の一人。
- シータ(アーリヤー・バット)ラーマの恋人。
- ヴェンカタ(アジャイ・デーヴガン)ラーマの父親
- スコット(レイ・スティーヴンソン)英国領インド帝国の総督。
- キャサリン(アリソン・ドゥーディ)総督スコットの残忍な性格の妻。
私の感想
3時間があっという間だったということです。 時間を忘れさせる映画でした。 とにかく迫力満点で、この主人公たちは男性側の気持ちをうまく表現していると思いました。 ダンスが凄いと冒頭部分で伝えてますが、ダンスも戦うシーンもどれもとにかく迫力あって、期待していた以上の映画でした。 迫力だけでなく、インド人とか、人としての在り方など、上手に表現されていた映画で、腹の底から何かを湧き上がらせてくれる映画です。
どうでしたか? 観てみたくなってきませんか? この映画、特に男性の方は観て共感するところが多いと思います。 男らしさとか、譲れないところとか、人を守るところだとか、使命だとか、他にも、沢山共感するところはあると思います。
まだご覧になっていない方は是非、ご覧になって観てはいかがでしょうか? 主人公のビームとラーマは実在の人物で、どちらもインドの独立運動の英雄だったようです。 実在したって知ると、この映画を観た人からすると、さらにその実際にあった歴史人物について知りたくなってきます。 そして調べてみました。
ラーマ(俳優:ラーム・チャラン)は、イギリス領インド帝国に対する抵抗運動を指導した実在の革命家だったようです。アッルーリ・シータラーム・ラージュをモデルにしています。 ビーム(俳優:N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア)は、同じく抵抗運動を指導した実在の革命家、コムラム・ビームをモデルにしています。 ほんとうにこんな凄い人物がいたのかと、驚きます。 映画上での表現も、大げさではないのではと思えてきます。 インド人の英雄ぶりを、『RRR』で味わってみてはいかがでしょうか?